今日は、某株主のご厚意で、社員様向けの保険セミナーを実施しに、高尾と二人で来ている。18時~19時の第一回が一巡し、軽く食事に出て、20時~21時の第二回を待っているところ。
内容は当社の営業というよりは、「目からウロコの保険塾」ということで、「保険のカラクリ」を説明するのが主軸。僕が30分くらい話した後、営業のエースだった高尾に「ワンポイント講座」をお願いしているのだが、これがなかなか面白い。
前回は、「私の持ち時間は5分だったのですが、岩瀬があまりにしゃべりすぎるので、私の時間は1分になってしまいました」という前フリではじめたにもかかわらず、結局15分くらい独壇場だった。
現役時代は、「目が合うと保険に入ってしまう」と言われたほど辣腕の彼女だが、ライフネット生命ではコンタクトセンターのマネージャーをやっているため、日頃は外に出る機会がないらしく、今日も「やっぱり、外の空気を吸うのはいいよねぇ。お客さまと直に接することで、いろんなことが分かるよねぇ。みんなも、もっと外に出なきゃだめだわ」と言いながら、オムライスカレーを10分くらいで食べ干していた。
我々はネットを主体としているが、だからこそ、お客様とリアルな接点を意識的に増やすことが重要だと考えている。テレビ・新聞・雑誌でのPRをやりつつ、一部ウェブを中心に広告も実施し、当社のホームページに誘導するほか、保険セミナーを行ったり、当社で保険相談会も実施する。お客様ともメール、電話、郵送、対面と、複数のチャネルで接点を持つ。
いかにしてマルチチャネルで濃厚な接点を持てるかが、ネット生保でも成功のカギを握りそうだ。そのために、行脚を続けようと思う。
「保険を売る」ことの大変さが伝わってきました。ずいぶん昔に「買うつもりもない(買ったばかりだから)、買う財力もない(そこまでの収入がない)、にも関わらず、思わず見てしまう広告」っていう統計調査資料を見た記憶があります。
その時の上位3つが、1位が車、2位が家(マンション)、3位が家電だったような…?記憶が定かではありませんが…
最近は、変わってきているんでしょうが、買うつもりがない人まで見てくれる『モノ』を広告するのに比べて、『保険』の広告は、大変ですよね。だいたい雑誌や新聞チラシで「保険」なんて文字を見ると、先ず「読み飛ばされる」か「弾かれちゃう」…。WEB検索サイトだって自ら進んで「保険」という言葉をキーワードに画面に向かう人は稀…。
では、どうやったら…?? 私は、「モノ」の売り易さは『価格(お金)が価値(モノ)に換わるまでの時間の長短』にあると思っています。つまり、お金と引き換えにモノが貰えるものが1番…。しかし、保険はお金(保険料)がモノ(保険金)に換わるまでの時間は、長いし、実際は解らない…。であれば、今はモノをあげられないけど、安心という(仮のモノ?)をいち早く消費者に届けることが大切だと考えます。
なら、安心(仮のモノ?)とは…?? やっぱり実績なんでしょうね~。で、岩瀬さんは日々、その実績作りのために「行脚」しているわけですね! 焦らず、コツコツ頑張ってください。
投稿情報: sugiyamahayato | 2008年7 月 2日 (水) 11:15