会社が一つになるとき

当社はまだ小さな所帯なのだが、それでも自分たちの背丈よりはやや大きいオフィスに引っ越して、各人が座るスペースが離れてしまったので、ややもすれば会社としての一体感を失いかねない事態になっている。よくない、よくない。

日中は入口から遠い方のドアも開錠しているため、こちらから入ってくると、出社したのかどうか気付かないことすらある。コーヒーメーカーが置いてある付近では少し世間話をすることもあるのだが、そうでもないと、口をきかないまま何日も経ってしまうことがある。

そんななか、一日に一度だけ、会社の社員が心を一つにして、大きな声を出す瞬間がある。それは夕方でちょっと疲れている時間帯ということもあるのだが、いつもはおとなしい人たちも含めて、腹の底から大きな声を出している。

【清掃員の方】
（入口付近で大きな声で）
『それでは、本日の清掃を終わりにさせていただきますー』

【ネットライフ社員一同】
（声をそろえて大声で）
『ありがとうございましたーーーー』

きっかけはちょっと意外なのですが、外部の人に対してお礼をいうときが、社員一同が一丸となって大きな声を出すときとなっているのです。これはこれでよいけど、ほかにも心を一つにできる瞬間を作っていかなきゃ、ね。

Comments

[投稿情報: waka]

清掃員に対して、皆さんで挨拶を返してくださる会社は少ないと思います。
清掃員にとっても、とても励みになると思います。いつもありがとうございます。
こんなことからも、会社の雰囲気が伝わってきますね。