「自由に意見を言い合える」とか「一人ひとりが成長し続ける」とか、「こんな会社にしたい!」という想いは強いのですが、なかなか具体的に実効性を持つようにするのは容易ではない。
いくら高尚な理想を掲げても、それが具体化し、仕組み化されていないと、それは実効性をもたない。あるいは、少人数のうちは自主的に行っていれば足りるが、組織が成長したあとでも、それを組織のDNAとして浸透させるためには、組織としての仕組みにしなければならない。
例えば、「自由に意見を言い合える風土」を仕組み化するには、どうするべきだろう?買収ファンドのKKRでは、「必ず一番若い人間から意見を言っていく。クラビス、ロバーツ氏は最後まで意見を言わない」という風土があったそうだ。
自分も含めて当社の経営陣はせっかちな人間が多く、最後まで聞かずに途中で遮って議論を進める癖があるため、遮ったら「ぶー」と言いながら見せられるイエローカードを配るとか、「チャリンチャリン」と鳴らすベルを置くとか、仕組み化する工夫が必要そうだ。
「一人ひとりが成長し続ける組織」を実践するために始めたのは、「はてなグループ」でそれぞれが自分がやっていること、感じたことをどんどん書き込んでいく風土を用意することと、毎週水曜に持ち回りで勉強会をやることだが、これでは足りない。まだまだいろいろな仕掛けを考えていかなければならない。
立ち上げ準備が本格化し、組織が大きくなるに連れ、「企業風土づくり」ということを、よく考えるようになっています。
> 最後まで聞かずに途中で遮って議論を進める癖があるため、遮ったら「ぶー」と言いながら見せられるイエローカードを配る。
これいい考えですね。話を遮ぎられたせいで議論が脱線してしまって収拾がつかなくなったことよくあります。あと質問は最後にまとめてしてもらうのもいいですね。
投稿情報: ryota | 2007年8 月16日 (木) 13:36