せっかくの連休も、お天気悪かったですね。
さて、、、昨年秋に出版した留学本については、色々なブログでを感想を書いてもらえた。ブログ全体を見渡す限りはおおむね好評のようで、こちらも嬉しくなる内容が少なくないのだが、「読者の声」を読んでいて、ブログによってコミュニケーションのあり方が大きく変わったなぁと思った。
以前だったら作者へわざわざ手紙を書くというのは、よほど感銘を受けたか腹が立ったかの場合だったのだろうが、いずれにせよ、自分の声が作者に届くことを前提に書かれている。それはオブラートに包んだり、わざと大げさに書いてみたり、様々だろうが、純粋な「感想」から「本人に読まれる感想文」に姿を変えている。
それが今は、「あー、わざわざ読んだけどつまらなかった」という独り言のようにつぶやきまで、作者が直接目にすることもあるようになった。編集部などを介する訳でもないし、いずれにせよ読者はそれが作者の目に触れることを前提に書いていないから、まるで作者自身の顔に向かって叫ばれているような感覚を受けることもある。実社会だったら本人を前にして悪口言うことはないじゃないですか。それが、ブログ世界では行われてしまう。もちろん、感動も同じように生々しく伝わるのですが。
梅田望夫さんは、ご自身の著作について書かれた書評すべてに目を通したと書かれているが、つくづく感じたのは、(本人のブログにトラックバックなどしなくとも、)皆さんが何気なく書いている文章が、何らかのきっかけで著者が直接目にしている可能性が高いのですよ、ということだろうか。評論される側の立場からすると、We can hear you! という感じ。
もっとも気をつけなければならないのは、同世代で同じような業界で働く人たちの間は、世の中とても狭いので、いつ評論の対象としている人と実際に対面するかもしれないか分からない、ということだろうか。
以前、SNSの中で拙著をけちょんけちょんにけなす内容が書かれていて、それはそれでいいのだが、共通の友人がたくさんいる人だったりしたので、「この人、分かっているのかなぁ?」と、その人の社会人としてのプロ意識を疑ってしまった。皆さんも、そんなマイナス面に気をつけながら、著者と直接触れ合う機会だと思って、気合いを入れてブログにて感想文を書かれるとよいと思います~。
お久しぶり。
たまたまみつけたよ。
おぼえているかなあ?
ご活躍なによりです。
どこにいるのかな?
私も初心者ながら最近ジャズづいています。奥さんがジャズシンガーなので。
投稿情報: kijikenji | 2007年7 月17日 (火) 09:34