ブログを通じて知り合ったお友達が、ネットで保険代理店をやっている。僕らはまだウェブサイトもないしお客さんもいないのだが、彼はすでに生保をじゃんじゃん売っているので、話はいつも大変参考になる。
今日は「どうやったら加入者を更に伸ばすことができるか」を一緒にディスカッションさせて頂き、久々にコンサル的なアタマの使い方をした。ディスカッション内容をメモ代わりに整理:
現状は、以下のイメージ(数字はdisguiseしてあります):
- 月間ページビューは[100万]PV、ユニークユーザー数は[20万]人
- そのうち、資料請求をしてくる人は[1万]人
- そのうち、申し込みまで行く人は[500]人
考えるべきポイントは:
1. 訪問者数: どうやったらもっとページ訪問者を増やせるか?
これは誰もが抱えるウェブマーケティングの課題。
- 何を代理店サービスの付加価値として訴求するのか?
- どういう経路で伝えるか?
- SEO?リスティング?アフィリエイト?バナー?新聞雑誌広告?などなど
2. 資料請求数: どうやったらページ訪問者にもっと資料請求をしてもらえるのか?
(a) 資料請求まで行かない人は、なぜやめているのか?
- 資料請求するまで、どのようなプロセスを経て、どんなナビゲーションを求めているのか?
- 「今すぐに保険が必要ないから」という人はどれくらい?
- 「今すぐ必要」だけど、他の経路から資料請求している人はどれくらい?どこに流れてしまっている?
(b) うまく資料請求までしてくれている人は、どういう人たちなのか?資料請求しなかった人たちと、何が違ったのか?
3. 申し込み者数:どうやったら資料請求からもっと申し込みを増やせるか?
(a) 資料請求をしてみたが申し込まなかった人たちは、なぜ申し込まなかったのか?
- そもそも商品が気に入らなかった?
- 気に入るも何も、商品内容や、どれを選ぶべきかが、よく分からなかった?
- 理解して納得して選ぶためには、どんなナビゲーションが必要?
- なんとなく理解したけど、最後の一押しが特になかったので放置されたまま?
- 結局、他の経路で申し込んだか?どこも申し込まなかった?
(b) ネット経由で最後の申し込みまで行った人は、どうして申し込んだのか?
- 商品を理解できて、自分にあったと思えた、ふんぎりがついた、などなど
- 結局買わなかった人と、何が違うのか?
4. そもそも、一番テコ入れが有効そうなのはどこか?訪問者の増加?資料請求率の改善?請求から申し込み率の改善?
***
こんな一連の問いに答えるために、インタビューやグループディスカッション、アンケート、実際の利用者テストなんかをやるのか、なーんてことを考えて見ました。
今の仮説は、消費者が潜在的にネットで生保に加入することに抵抗があるわけではなく、ただ比較検討から申し込みまでに至るプロセス、一つ一つである障害を上手に乗り越えていくための手助けが必要なのかなぁと思っています。
そんなわけで、everyone have a great weekend!
ご丁寧な英語文法の解説ありがとうございます。でも、ネイティブ的には、そのままでいきまーす。というか、もっと生産的な議論がしたい・・・
投稿情報: Daisuke | 2007年1 月21日 (日) 08:52
Confusionを避けるために
Everyone, have a great weekend!
Have a great weekend, everyone!
とコンマを入れるのが文法的にはベターです。
投稿情報: 串 | 2007年1 月21日 (日) 04:37
命令文?なのでいいのです。「皆が楽しんでいる」ではなく、「みんな、楽しんでね!」と。
投稿情報: 通りすがり返し | 2007年1 月21日 (日) 02:56
>everyone have a great weekend!
くだらない質問で申し訳ないですが、everyoneは単数形なので、have でなくて has なんではないでしょうか。
或いはネイティブ的にはOKな文法なんでしょうか。
投稿情報: 通りすがり | 2007年1 月20日 (土) 23:44