バフェットこそが、真のハゲタカ投資家である。改めて、そう確信させられた。
マーケットが動揺しているときに、たくさんのキャッシュを持って虎視眈々と投資機会を伺う。底値かどうかは分からないが、とにかく相手が非常に厳しい状況に立たされたとき、涼しい顔をして登場する。交渉はほとんどすることなく、自分にものすごく有利な条件を相手に飲ませる。自身が投資したことが買い材料になり、追い風が吹く。
今回のゴールドマンへの投資も、バークシャーだけが優先株で50億ドルを投資しているが、これは毎年10%の配当がついているとのこと。ゴールドマンサックスから、毎年5億ドルの配当をもらう権利を確保したわけである。加えて、1株115ドルで株を買う新株予約権も付与されており、これは直ちに行使すれば6億ドル近い利益をもたらすものだという。
もちろん、銀行持ち株会社へ移行したゴールドマンがこれまでのような高い収益をあげられるかどうかは明らかでないし、そしてそもそも金融システム全体がどのようになっていくかも不透明である。
それでも、百戦錬磨のGSがもっとも困ったときに、相手の言い値で投資を仰ぎにいかなければならない相手。そういうポジションに自身がいること自体が、最強の投資家であることの証なのだろう。
まったく同意。
昔から「オマハのハイエナ」とか言われてますしね~。
アメックス、コーラ、ソロモン、ナビスコ。
大成功したポジションは昔から対象企業がやらかした時ですね。
バフェットが香港株(BYD)出動したんで多分中国も底近いと思われます。
が、なんとなく今回のGSへの出資条件はGSがサブプライム前のように輝くことを信じていない感じがしまする。
あくまで直観ですが。
投稿情報: たに かず | 2008年9 月28日 (日) 23:33
バフェットというと私は、ブルーチップを連想します。
昭和40年~50年頃(30代の人にとっては、生まれる前の事ですから、ご存じないかも知れませんが)、スーパーマーケットが地方にもチラホラ出店を始めてね、それに対抗する手段として、街の小売店が、商品を購入した人に、購入した金額に応じてクーポン(切手みたいになっているブルーチップ)を配布してね、お客は、それを台紙(ブック)に貼りつけて、一定量集めると、ブック数に応じた商品などと交換することができるサービスがあったんですよ。私は、その切手みたいなブルーチップを親から貰い、親戚から貰い、時には商店の前で、チップを集めてなさそうな見知らぬ人から貰い、集めていない友人のお母さんから貰うなど、コツコツ貯めてね…。『野球のグローブ』と交換したんですよ。その他にも色々と…。すると、友人達も私の真似をし始めたので、『秘密結社ブルーチップ団』を結成し、ブルーチップの収集をグループで行い、それで、みんなで遊ぶゲームと交換するなど、ブルーチップ団は成功を収めたんです。しかし、その後ブルーチップを扱う商店が減っていき、私達の『経済活動』は行き詰まり…自然消滅…。あっ、そう言えば、あのとき「社長~」ってみんなから呼ばれてたな~。 これって、ベンチャーを立ち上げた経験有りって言えますか?
バフェットがブルーチップ株を集めているとき、私はブルーチップを集めていたというお話しでした。(スイマセン ゴメンナサイ)
投稿情報: sugiyamahayato | 2008年9 月26日 (金) 08:31