今日、親しい友人とその奥さんの契約が成立した。友人知人は少なくない方なのだが、あいにく現時点で保険に入ってくれた人はそれほど多くない。きっと、みな忙しくて、一息ついて夏が明けた頃に契約して、びっくりさせようという予定なのだろう(→本ブログを読んでくれている友人らにプレッシャー)。早く暑い夏が明けて、秋が訪れるのが楽しみだ。
さて、その友人は弁護士なのだが、司法試験に合格するまではかなり時間がかかった苦労人である。年齢はちょうど一回りくらい上だが、同時期に司法試験予備校でアルバイトをしていたことから、親しくなった。なんでも仕切りたがる親分肌で、いつもランチの行き先は彼が決めて、皆が着いて行っていた。
といっても、キャラはジャイアンではなく、むしろ(鍋奉行のような)「奉行」あるいは、好奇心旺盛な探検家。新しい店とか、面白いものとかをいつも探しては歩いていた。学生時代も「海洋体験隊」というサークルに入っていたそうで、ふんどし・素潜りで、銛をもって魚を取っていたそうだ。奥さんは学生時代からの付き合いだそうで、途中の苦節10数年の受験生生活は苦労も絶えなかっただろうが、いつもワガママ・ワンパクな彼を温かく見守ってきたのだろう。
司法修習先が京都だったので、親しい友人ら総勢6名で、彼の家に大みそかに遊びに行ったこともあった。「除夜の鐘がここから聞こえる」と言い張るので、疑心暗鬼でテレビの前に皆でいたところ、「あ!聞こえる、聞こえる!」「え?テレビじゃない」というやりとりの後、テレビの音量を徐々にフェードアウトしていったら、除夜の鐘の音も徐々にフェードアウトしていった。
その後、彼の言うがまま、皆で大文字焼きを見に行こうとした。人の流れが我々が進んでいる方向と逆のように感じたので、「なんか逆じゃない?」と聞くと、「いや、こっちが抜け道」と自信満々。信じて歩いて行くが、逆流はさらに強まる。観念してリーダー自らが道行く人に尋ねると、「いや、もう終わっちゃいましたよ」とのこと。そんな、ドジなリーダーでもある。
そんな彼も米国での留学生活を経て、いまや外資系法律事務所の弁護士先生。昔から口は達者だったから、裁判やったら強そうだ。今日、早速、お礼の電話をした。
「さっき、契約成立したよ。ありがとう!」
「おぉう。あとは、しっかりやってくれよ!頼むよー」
「何いってんだよ。そっちも、病気にならないように、不摂生は控えて健康に暮らしてねー」
そんな、ほっとするやりとりでした。うれしかった!
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