本日は、某株主のご厚意で、同社の若手社員、数10名の前で、サンドイッチを食べながらお話する機会に恵まれた。事前にたくさん質問を頂いていたのだが、「新人時代」というテーマでくくれるのが、以下のもの:
- 新入社員のころ、何を考えていたか?
- その頃の志と、現在の志。その違いと理由
- 新人時代の1週間の使い方
- 新入社員、若手社員をどう思うか、何を期待しているか
記憶力が悪いので、それほど覚えていないのだが、覚えているのは、会議室の床でスーツ着たまま寝てたことあったな、とか、朝、シャワーだけ浴びに帰ってたな、とか。いま思えば、かなり生産性は低いのですが、長時間、働いていたような気がする。週末も、仕事してるか、友だちと飲みに行ってたか。
もうひとつは、つねに「いまは通過点に過ぎない。早く『次』へ行きたい」と感じていたこと。その時間をあるがままに受け入れるのではなく、いつも、次の何かのための準備期間、という感覚を覚えていた。なにか、いつも物足りない気分。
一番変わったのは、この点かも知れない。「いき急ぐ」という想いがぱたっとなくなったこと。準備会社のころも、「早くスタートしたい」という気持ちはもちろんあったが、同じくらい、準備会社ならではの時間をじっくり味わえたような気がする。
当時は30歳で何か大きな仕事をなしとげたいな、と思っていた。実際には、32歳でようやく開業できて、売上もほとんどなく、スタートラインに立ったばかり。
理想としては、自分のキャリアのピークを30歳に持ってくるのではなく、ちょっと遠いかも知れないけど、50歳、いや60歳くらいに持って行きたい。
だって、前にも書いたが、60歳のときに、何か新しく、大きな挑戦を、自分よりも半分の年齢の人とはじめられるなんて、すごく素敵な生き方じゃない?
前に進もうと急ぐことではなく、その瞬間、瞬間、いい時間を過ごせる喜びをかみしめ、じっくり、じっくりやっていきたいと思うようになった。それが、自分が社会人になった10年前とのもっとも大きな違いのように思う。
☆ 本日と来週木曜の夕刊フジ「企業戦略ウォーズ」に大きく取り上げられています
塾的にはフェスティナ・レンテですねともいいますね。笑
ブログ、時に目からウロコな発見があって楽しいです!
今日のエントリも、自分にとっては考えさせられるテーマでした。
投稿情報: jukucho | 2008年6 月18日 (水) 05:07
悠々として急げってやつですな。
投稿情報: AK | 2008年6 月13日 (金) 01:02