この週末も、また結婚式。お庭のあるレストランでのウェディングだったので、晴れてよかった。大きな樟の木の下で、二人は結婚の誓いを読み上げた。
はじめて体験した、披露宴での乾杯のあいさつ。大役を仰せつかったのは、新郎・新婦をともに知り、二人が出会うきっかけとなったのが、僕だったから。出会いの経緯や、恋が育まれる過程で僕のところに寄せられたメイルなどを披露しながら、二人が一緒になるまでたどった道のりをご紹介した。
あのとき、あの場に連れていかなかったら。メールで、自信なさそうな新郎を励まし続けなかったら。もしかしたら、もしかしたら、今日の二人は、そしてお腹に宿る小さな命も、いなかったのかも知れない。それとも、あの日がなかったとしても、二人はどこか違うところで、出会っていたかも?
新郎も新婦も、とても魅力的な人物で、いずれも出会ったときに、ビビッと来て、「一目ぼれ」をした。友人として、新郎とは金融についてのお互いの想いを語り、ともにジャズを楽しみ、文楽も見に行った。新婦とは、美味しい食事をともにし、仕事について、夢について語り合った。
思い起こせば、そんな二人だから、引き合わせて、ともに人生を歩むことになったのは、必然だったのかもしれない。
最後に二人に送った言葉。
"It is not a lack of love, but a lack of friendship that makes unhappy marriages ‐ Friedrich Nietzsche"
恋は盲目というが、結婚は、再び視界を取り戻してくれる。お二人も、いつまでも恋人でありながら、ベストフレンドとして、幸せな家庭を築いていってくださいね。
心に残る、披露宴でした。
最近のコメント