日曜日は、久しぶりに歌舞伎を見に行った。場所は、東銀座の歌舞伎座ではなく、麹町、当社オフィスから徒歩5分の国立劇場。子供二人を併設している託児所に預けて、チケットを引き取り、オフィスに戻って面談を一件済ませてから、すでに始まっている舞台を途中から観劇した。
数年前から整備されたこの託児所だが、非常に使い勝手がいい 。なかはおもちゃがたくさんあり、子供の数に対して保母さんの数 も多め。何より、幼児と乳児の二人を、5時間ものあいだ 、わずか3千円で預かってくれるというのは、とてもありがたい。
このサービスの恩恵を受けている身にしかなかなかそのありがたみ は分からないかも知れないが、これがあるかないかで、(特に 、両方とも両親が近くにいない家庭にとっては)生活の文化的豊か さが大いに変わったことは間違いなく、サービスの導入を決定した 国立劇場には、感謝をしてもしきれない。
逆の例で言うと、まだまだ公共交通機関において、エレベーターな どが整備されていない箇所が少なくない。そういうときは 、やむをえずベビーカーを担いで上り下りするのだが 、父母二名で行動しているときはまだしも、一人のときだったらど うするのだろうと、疑問を抱かされる。駅のエレベータなども 、自分が子供を持つまではまったく意識しなかったが 、その恩恵にこうむる者からすると、このうえなくありがたいサー ビスであったりする。
自分自身が実際のユーザーになるまではなかなかそのありがたみに 気がつかない、そういうサービスは、世の中にありふれているのだ ろう。そういうありがたみや重要性を、自分がサービスを受ける前 であっても、感じることができる感性を持つことができたらいいな 、そう思った週末でした。
このサービスの恩恵を受けている身にしかなかなかそのありがたみ
逆の例で言うと、まだまだ公共交通機関において、エレベーターな
自分自身が実際のユーザーになるまではなかなかそのありがたみに
初めてコメントをさせていただきます。
託児所と、エレベータに関してですが、
確かにある場所が増えればそれはそれで大変便利であり、
子供を育てる方々にはありがたいことだと思います。
そして、私も今までそのような
子供を育てやすい環境を作ることが必要であると考えていました。
しかし、以下のページ
(第一回「子ども(連れ)にやさしい国の高い出生率」
海外レポートシリーズ
欧州からのヒント RIETI 経済産業研究所
[http://www.rieti.go.jp/users/shiraishi-shigeaki/serial/006.html?ref=rss])
を読んで考えが変わりました。
結局それは大きな政府を国民が目指すことになり、
自分たちの責任をできるだけ少なくすることに
なるのではないかと思うのです。
たしかにそのようなインフラの環境が
整備されることは重要ですが、
そんなことを全国的に整備することを目指すことは無理であり、
また、子供に対する見方自体を変えないため、
別の問題が必ず出てくることになると思います。
なので私としてはインフラ整備による子育て環境への支援が
果たして国を良くする政策なのかどうかは一定の考察が
必要なのではないかと思います。
投稿情報: にくまん | 2008年1 月18日 (金) 20:59
market failureとefficient market ということでしょうか
投稿情報: う~ん | 2008年1 月17日 (木) 13:04
エレベータについては全く同感。よく、広尾の日赤病院に行きますが、あそこもエレベータが無いので上り下りが大変!僻みっぽくはなりたくないのですが、広尾の住民は電車など乗らない金持ちばかりだから、エレベータのニーズが無いのかしらん、などとついつい思ってしまう。
投稿情報: kz | 2008年1 月16日 (水) 16:48
東京メトロにはエレベーターのない駅が結構多くてベビーカーにはつらいですね。又あったとしても恐ろしく端っこにあったりして、迷路の様にぐるぐる廻りながら地上まで出てきたこともあります。完全バリアフリーまでの道はまだまだ遠そうです。
投稿情報: KT | 2008年1 月16日 (水) 15:16
お久しぶりです。
すごいね、国立劇場!!
日本は、ベビーシッターとか浸透してないから、それはかなり有り難いに違いない!
私なんか日本人だから、同じ他人に預けるなら近くで見てくれる方が、安心だし!
今度里帰りした時には、利用してみようかな!!
私が、里帰りする時は、けっこう日本の人もバギーを運ぶの手伝ってくれて、驚いたんだけど(話に聞くのと違う!と思って)。友達の話を聞くと、みんな手伝ってくれないって言うもんね。リフトは有り難い。
イギリスでは、待ってると誰かが絶対に手伝ってくれるので、子連れには動きやすいです。
少子化に拍車がかからないように、子連れに優しい環境を作っていただきたいものです。
投稿情報: ち | 2008年1 月16日 (水) 07:00