以前も書いたが、当社では各人が社内向けブログを書いている。内容については特に決まりがないので、バラバラ。業務日報として利用している人もいれば、日々の出来事を徒然なるまま書いている人も。社内には文章が上手な人が少なくなく、更新頻度もかなり高いので、皆かなり使いこんでいる。会社をはじめてからやってきたことで、大成功したことの一つだと思っている。
これをはじめて、続けてきた効用は大きい。ひとつは、簡易ナレッジマネジメントシステムとなっていること。面白い話を聞いてきたとき、新しいアイデアが思いついたとき、他社の事例などで参考になるものがあったとき、誰と言わず書き込み、それに対してコメントを寄せる。そのことで、大げさなシステムを作ることなく、効率よく知を共有できている感じがする。
加えて、一人ひとりのことをよりよく知ることができたような気がする。もちろん、飲みに行ったりして顔を合わせてじっくり話し合うことで人のことを知ることは多いのだが、文章や日記も、会話では出てこない内面性を垣間見ることができ、「こんな側面もあるんだぁ」と思うことが少なくない。また、皆が忙しい中では、それぞれが手が空いた際に多くの人に向けてメッセージを発信することができるのも、非同期通信ならではの醍醐味か。
もっとも、これから大きなチャレンジを迎える。これまではフリーウェアを使っていたのだが、今後はセキュリティを高めるため、違うシステムへ移行する必要があるのだ。こういうブログなどは、ちょっとした使い勝手などでユーザーの更新頻度が大幅に変わるため、せっかくここまで盛り上げてきたこの社内ブログを、頻度と熱意を落とすことなく、移行したいものだ。
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