少し前のことだが、突然、某出版社から中国に関する本が送られてきた。著者の方も編集者の方も知り合いでないので、趣旨がよく分からなかったのだが、おそらくどこかで紹介してくれ、ということなのだろうと思う。
本来であれば献本頂くような身分でもないので、ちょっと有名ブロガーにでもなった気分で嬉しかったのだが、紹介文も連絡もないまま送られてきたためあまりにも唐突過ぎたことと、中身が漢字が多すぎて読みにくいこと、また先日中国について人に聞いた面白い話をもとに私見を披露したところ、中国に詳しい人に「お前全然分かっていない」と怒られて以来、つけ刃的な知識で語るのはやめておこうと反省していたところので、今回は頂いた本を紹介しないでいる。
しかし、アルファブロガーと呼ばれる方々の影響力が高まった今、彼らのもとにはこのような案内ばかりが行っているのだろう。磯崎さんの「N700系試乗記」は面白すぎてケラケラ笑いながら読ませて頂いたのだが、N700であれば確かに試乗してみたいと興味を引くが、普通はここまで上手にウィットあふれる文章で自然に紹介するのは難しく、多くのアルファブロガーにとっては本当に面白い・いいものでない限りは(ある意味のプロふぇっ所ナリズムの倫理から)紹介しづらいに違いない。何より、突然ものを届けられても、唐突すぎてなかなか親身になって紹介したくもならないだろう。
我々の事業も、ゆくゆくは多くの著名なブロガーの方々にご紹介し、面白いと思ってもらえたらじゃんじゃん書いて頂きたいと思っているのだが、いざ自分が紹介を頼まれる側になってみると、あまりpleasantな体験ではなかったため、お願いするのであれば丁寧に、誠意をもってお願いしなければならないなぁ(お願いすれば取り上げてもらえるわけではないが)と、自分を戒める意味で、書きたくなってみたのでしたぁ。
いやいや、面白い本であれば、献本大歓迎です!
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