今日のランチのお相手は、あの有名な作品を手がけた編集者の方。以前から気になっていた蕎麦屋の「砂場」の支店がオフィスの近所にもあることを知り、そこでお蕎麦を食べながらヒット作の製作秘話を伺った。
新鮮な驚きがあったのは、著者の方との原稿作りを、はてなのグループウェア機能を使いながらやられた、ということ。曰く、これまでの本作りだと、例えば著者が1章分を書いてから、ワードで編集者に送り、それを編集者が直して返す、というものだった。これだと、著者は煮詰まってしまうと1人で苦しむことになるが、それが産みの苦しみである、と考えられていた。
これをブログ機能を使ってやると、編集者も製作過程をリアルタイムを見ることができるので、コメント機能を通じて励ましたり軌道修正を促したり、アドバイスをしたりできる。しかも、はてなの場合はキーワード機能を使うことによって、より効率的な編集作業をすることが可能になる。超ヒット作品の隠れた秘密には、こんな同時代的な技術を活かした製作作業があったのかも知れない。
以前、グーグルやはてなは社内もイントラネットというかブログや掲示板機能的なものを使って仕事を進めていると聞き、なるほどすごい と思っていたのだが、出版のようなクリエイティブな作業にも、同じように使い方によっては威力を発揮するのだと気づき、目から鱗だった。もちろん、ユーザー側に一定レベルのproficiencyが必要となるため、容易ではないのだが、何とか自分も取り入れたい。そう思い、まずははてなに登録して、はてなcurrencyを購入し、プライベート機能を設定して遊び始めてます。
はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。
岩瀬さんが時折見せる、ギラギラした文章がとても好きで楽しみにしております。磯崎さんのようなちょっと力が抜けた文章も良いのですが、僕はやっぱり若くてギラギラした岩瀬さんの文章が好きです。
NBOに寄稿しているような内容をこのブログの中でも見たいものです。
投稿情報: 763 | 2007年3 月20日 (火) 23:46