寝台列車に最後に乗ったのは、小学6年生の夏休みだったか。家族旅行でロンドンからイタリアへ向かったのだが、この際にカーフェリーでドーバー海峡を渡り、渡った先のベルギーから車ごと寝台列車に乗ってイタリアまで10数時間、旅したように記憶している。必ずしも効率的とはいえない鉄道での移動が私たちの心をくすぐるのは、車窓から見える風景の鮮やかさだけでなく、列車に乗って(時空を超えて?)旅するという行為そのものが、銀河鉄道で旅した哲郎のように、我々のDNAのどこかにインプットされているからだとしか思えない。
新しく取り組んでいる事業にはアクチュアリー(保険数理人)と呼ばれる専門家が必要なのだが、僕らのアクチュアリーは国内最強と名高いこの人。先日取り上げた週刊ダイアモンドの医療保険特集でも寄稿していたが、大手新聞・雑誌でもっともよく取り上げられる保険数理人の一人だ。外資系生保会社の日本法人社長を8年間経験したこともあり、経験・人物ともにこの上ない仲間だ。
彼は現在大阪在住であり、来年の夏前から上京して本格参加する予定。今日は打ち合わせがあって東京に来ていたのだが、諸般の事情により、今晩寝台列車で大阪へ帰るとのこと。そのバイタリティに感謝するとともに、彼の話を聞いているうちに、何だか久しぶりに寝台列車なるものに乗りたくなってしまった。
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