子どもと接していると、我々がいかに言葉以外のものを通じてメッセージを発しているのか、気づかせられる。
朝、子どもが目を覚ます前に家を出る日も少なくないのだが、少しゆっくりしているとダダダダダと寝室から走って出てくる。愛くるしい笑顔を見ると、かわいいのでついつい遊んでしまう。そろそろ会社に行かなきゃ、そう思って立ち上がると、まだ何も言ってないし何もしてなくても、彼は雰囲気を察して泣き出す。靴下を履くとか、歯磨きをするとか、一見何気ない動きのなかからも、彼は僕が出かけるんだということを察する。
用意ができてさぁ出かけようという頃には、もう大絶叫。玄関まで走っていて自分で靴を履こうとしたり(まだ1歳半なので全然無理)、猛烈に抵抗する。ドアを閉めた後も、家の中から叫び声が聞こえて、愛されていて嬉しい気持ちと、もう少し遊んであげたかったなと寂しい気持ちが入り混じりながら、朝日を浴びて新しい一日に向けて歩き出す。
考えてみれば、僕たちはついつい言葉となった明確なランゲージばかりを探して、コミュニケーションを取っているように思える。子どものように、言葉にとらわれることなく、敏感に空気から感じ取ることができたら、もっと表現もコミュニケーションも豊かになるはずだ。
そんなことで、everyone have a great weekend!
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