チックコリアが1週間来ているというので、会社の方々3名をお誘いして久々にブルーノートへ。NYだとブルーノートってすっかり観光地化していて、ジャズを聴きに行くんだったらもっとオツなところに行きたいとついつい避けてしまうのですが、東京だとやっぱりいいアーティストを呼べるのはここになってしまうんだよね。そういえば、初めてジャズを聴きに行ったのも、NYのBlue Noteでチックコリアだった。私のその後のジャズ漬け生活の原体験。東京での新しい出発をまた、彼とともに過ごすというのもなかなか粋ではないか。ところで、東京のブルーノートに初めて来たのは、ハービーハンコックだったかな?彼は商売じみていて、40分弱演奏したらアンコールもせずにきっかり終わっていた。あと、一番印象に残っているのは、生前のミシェルペトルチアーニ。映像では何度も見ていたのだが、本当に小さかったー。
この日は4名で近所のレストランで食事をしたのち、9時前開場のセカンドセットに向かう。混むだろうなと思って、5時に職場を抜け出して整理券を取りにきたのですが、この時間でもなんと56番。チックコリアは幅広い年齢層にアピールすることもあって、まだ絶大なる人気を誇るよう。バンドはピアノ+エレピ、エレベ、ドラム、パーカッション、フルートとバスクラリネットという、Return to Foreverっぽい構成。これに、後ほどフラメンコダンサーのお姉さんが加わる。演奏はバリバリフュージョン・懐メロのSenor Mouseに始まり、そこから最新のアルバムより、いかにも最近のチックコリアバンドっぽい物語つきの曲。あとはフルートとデュオでクラシックもあり、ジョビンのボサノバもありで、いよいよお姉さん登場でスペイン風のフュージョンに合わせてフラメンコもご披露。最後はやっぱりSpainで終わりました。楽しかったー。そして、音楽とはまた別に、ご一緒した新しい会社の社長以下皆さんを見ていて、深い友情と相互の対する尊敬、そして一種の「愛」があるのだなぁと改めて感じ、そんななかに仲間入りさせてもらえたことに、幸せな気分で夜の帰路についたのだった。
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