1. 読んだ瞬間に反射的に反応せず、まずは一呼吸おく。
最低、一晩はおく。感情的に反論して、いい結果になった試しはない。どうせやるなら、効果的にやるべきであり、そのためには冷静になることが大切。なお、半年くらいかけて、じっくり反撃の機会を伺ってもよい。
2. 相手の文章を何度も読み返す。
一番かっこ悪いのは、文章をきちんと読まないで批判したり反論したりするもの。そもそもマナー違反だし、相手も、ネット上で喧嘩を観戦する人たちも、「いや、そういうことじゃないでしょ・・・」と思われると、反論が効果的でないだけでなく、自分の株も下げる。むしろ行間を読んで、相手の真意を理解してあげる。あげ足とりはしない。
3. まずは相手の正しい点、いい点を半分くらいは認めてあげる。
相手が100%悪くて自分が100%正しい、ということは絶対にない。大抵は、6対4とか、51対49とかのせめぎ合いなのである。とすれば、まずは相手の主張のうちに正しいところをフェアに認めてあげよう。そうすることで、正しくないポイントが明確になるだけでなく、相手や第三者に対する説得力も一気に高まる。
4. 戦い方は①ファクツ(事実認識)で勝負するか、②現場感で勝負するか、③ロジックで勝負するかの三つしかないことを認識して、自分がどれを選ぶべきなのかを考える。
結局、相手を言いくるめるためには、
① そもそもの事実誤認を正したり、新事実を見つけてきて相手に突き付けるか、
② 相手が知らない、自分だからこそ知っている現場の話や生の声を提示するか、
③ 相手の組み立てた論理の矛盾を追及するか、
しかない。自分は今回、どれで戦う?
5. 罪を憎んで人を憎まず。攻めるべきは人格ではなく、その人の論であることを忘れない。
闘っているのは相手という個人ではなく、あくまでもその人の主張だったり文章である。だとしたら、人格には最大限配慮してあげよう。「あなたの他の文章については共感するところもあるが、今回ばかりは同意できない」みたいな。
6. 起承転結を意識して、書き起こす。いきなり攻めない。余裕を見せる。
ブログだったら、直接関係ない話から入った方がマイルドでいいかも。言いたいことを100言わず、50くらいにしておく。ユーモア(いやみ?)も交えることができたらなおベター。自分の非を認めたり、自分をネタに笑いをとったり、弱みをオープンに認めたりできたらなさらによし。あまりネチネチ嫌味を書きすぎると、印象が悪くなるから避ける(今回の反省)。
7. 最後に一般論に落とす。
「まぁ、こういう誤解はよくあるんですよねー」。ちょっと上から目線だが、相手を抽象化して、one of them にしてしまうことで、自分の方に余裕があって、相手が小さく見える。
参考事例:こちら
ちなみに、以上はブログ上の討論だけでなく、メールで1対1で議論するときにも参考になりそう。
最近のブログを拝見しているとなんだか悲しくなってきます。(きっと、よっぽど腹がたっていたのでしょうね)
色々な意見があってもいいのでは、ないでしょうか。つまらないと思われることをいう人もいます。そんな人を岩瀬さんをほっておく人だと思っていました。
きっと岩瀬さん以上に岩瀬ファンは、あのブログには怒っています。
どうか、今一度自社の商品に自信を持ち直してください。そして、明日は明るい岩瀬さんらしいブログを書いてください。
みんなが、応援しています。
投稿情報: atushi | 2009年3 月12日 (木) 23:34
頭脳明晰で愛されキャラ・・の岩瀬さんに以前から感じていた違和感が何だったのかがわかりました。要するにそのキャラが結構打算的に押し出されたイメージ(しかもそのイメージの自分が大好き)に感じてしまうことでしょうか。オープン&フラットを前面に押し出されている?割にはあまり器の大きさを感じないなぁ・・と。
頭も良くてチャレンジ精神旺盛、その割りに偉ぶらず小難しいことも言わず親しみやすいので結構周りも可愛がってくれる・・こんな僕って結構いいよね!的な。
ま、ただ、起業家としてはそれぐらいの方がいいのでしょうね。
ご成功をお祈りしております。
投稿情報: 通りすがり | 2009年3 月12日 (木) 12:22
確かに、何となくコメントしづらかったです。。。さて、 『超凡思考』を拝読しました。
http://blog.livedoor.jp/namuraya/archives/51486124.html
感想を書いていて「ダメ出ししてくれる人は、意外に貴重な存在」という言葉が眼に飛び込んできました。人間がそして企業が成長していく過程では、いろいろ摩擦も起こるだろうし、反対意見もでてくるでしょう。目立つ存在になればなおさらです。
現在、松下幸之助の『成功の法則』という本を少しずつ読み進めているのですが、幸之助翁は、人から批判をされたときも、真剣に相手の話を聞き、「いい意見が聞けた」と喜んでいたそうです。そうすると相手も拍子抜けしてしまい、何となく幸之助翁のファンになって帰っていくとか。
なかなかここまで達観するのは難しいですが、批判や耳の痛い意見の中には貴重な意見が埋もれていると思います。(それが悪意であってはどうしようもないですが) 業界に風穴をあけようとされているのですから、これからも風当たりはさらに強くなると思います。ぜひ「志」や「信念」を曲げずに、頑張ってください。
投稿情報: 苗村屋 | 2009年3 月12日 (木) 00:58
こんにちわ。最近忙しかったので久しぶりに来てみたら知らない間になんだろ、この妙に冷たい気配。ちょっと言いたいことがあったのですが、さすがに空気読んで今日はやめときます。。。
信者と思しき手放しの礼賛コメントのオンパレードと思いきや、濃っゆーい書き込みだらけの日もあり。今日は突然誰も書かなくなっちゃうし。個人的には揶揄する意図はありませんが、冷静に(ときにほんわか)つっこみをする人肌感覚の人がここは意外と少ないのかなあ。。私も未熟ですのでそこんとこはご容赦いただきたいですが。
例によって上目線で恐縮ですが、のんびり定点観測するには興味深い場所だと思うんですが、なんだかなあ。。でわでわでわ。
投稿情報: どどんぱ | 2009年3 月11日 (水) 22:30