20年ぶりに、学校の給食を食べた。
白いご飯と、大根と菜っ葉のお味噌汁。小さなお魚のフライ、カレー味の野菜炒め添え。暖かいお茶。高さ30センチあるかないかの小さな椅子に座って、3歳の小さな子どもたちにまじって、小さなお茶碗と小さなお皿に盛られたご馳走を堪能した。
僕は日本の小学校には1年生のときと、卒業式前の数週間しか通っていないので、給食を食べた記憶はかすかにしかない。給食の思い出といえば、月並みだが揚げパンとか、カレーがノートか何かについて机の中がカレーくさかったことくらいか。あと、牛乳瓶の紙のふたを集めてて、机の中に散乱していたこと。
幼稚園だったら、冬にはウルトラマンのステンレス弁当箱を温めてくれて、ふたを開けるときにシャリシャリと鉄がこすれるいやな音。あとは、石井のお弁当クン、ミートボールとかハンバーグ。あれが、ランチタイムの想い出。
キミが33歳になったとき、お友だちと、お友だちのパパとママと一緒に、走って、歌って、ダンスをして、そして一緒に小さなお皿に盛られた給食を食べたこと、おいしいね、と一緒にいいながら食べたことを、思いだしてくれるのだろうか。
なんだか詩的で僕も感動しました。
なんでもないようなことを人間って不思議にいつまでも覚えているものですよね。
素敵な思い出がまたひとつ増えましたね。
投稿情報: atushi | 2009年1 月22日 (木) 18:13
岩瀬さん、こんばんわ。
うぅん、なんだか感動しました。
私も一児の父として、同じようなことを考えます。岩瀬さんの魅力は仕事の才能や頭脳よりも、こういう人間臭さ、のような気がします。素敵なエントリーありがとうございました。
投稿情報: ゆき犬 | 2009年1 月22日 (木) 00:46