K氏は前職から大変お世話になっているベテラン経営者の方。今でも、時折お会いし、経営に関するアドバイスを頂いている。この方はわが国を代表する電子部品メーカーの副社長まで務められた方なのだが、その鋭い視点はネット金融サービスでも等しく通用する。
今日は定例のディスカッション。改めて勉強になったのは、そのデータ分析にこだわる姿勢。最初の一ページから次に進もうとしても、質問攻めに会い、納得いくまでは次へ行かせてくれない。
以前は経営の実務では分析はほどほどにして、とにかく実践あるのみと考えていたが、この方とのやり取りを通じて、データ重視の姿勢を学んだ。
戦略、営業、財務から、製造の現場の労務管理までを知り尽くした人間がここまでファクツとロジックにこだわる訳は、それがエクセキューションと結び付いたとき、強烈な威力を発揮することを身をもって知っているからなのだろう。
なかなか戦略通り実行するのは容易でないのだが、それは上流工程の分析をさぼる理由にはならないのだ。今頃になって、コンサルタント時代に培った分析スキルの価値を再認識。
大雨の金曜日ですが、よい週末をお過ごし下さい!
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