すでに読まれた方も多いと思いますが、英エコノミスト誌に"Japan's most popular salaryman" として、我らが?島耕作が紹介されました!
Face value - A question of character (Aug 7, 2008)
イギリスの一流経済紙がどのように島耕作を語るのか、興味深い。以下、雑感:
- 驚かないのは、「リスクを取り、上司にも言いたいことを言い、派閥にも属さず、海外では現地の人を登用し、といった点で、典型的な日本のサラリーマンとは異なり、そこに理想を求める読者に受けている」といった説明をしていること。まぁ、そうでしょう。
- 丸紅の社長が島氏を評して、 "He is a man of principle" と語られたそうだ。カッコいい。日本語では、なんていったのでしょうか?訳し方に興味あり。
- また、"He is rather like a Japanese James Bond who swapped 007 for an MBA" の表現は面白い。合理的な経営手法がMBA的、ということなのでしょうか。
- 日本の有識者としては、早稲田大学の川本裕子教授にインタビューコメントを求めている。島耕作の記事を書こうと思ったときに、誰にインタビューするか、難しいですよね~。自分だったら、誰を選んだだろうか?
- 経営者の資質として、離婚をしていること、婚外子がいること、20歳下の女性と恋愛をしていたことを問題視しているのは意外。米国だったら、問題とならないような気もするけど、欧州はやっぱり違うのでしょうか?
- そして、最後の締め。1990年代に社長の友人の会社を敵対的買収から守るために、初芝が株を買い取ったことを、「欧米であれば株主代表訴訟となっているが」と指摘し、弘兼氏が困って、「当時の日本では許されていたのでは」と言葉を詰まらせた、と書いている。そして、島氏が社長になったことで、social realismを代表する作品から、ただのおとぎ話になってしまった、と締めくくっている。これには100%は、同意できない。日本でも、man of principle が経営者になることが、お伽話ではない時代がきているはず!
それでは、よい週末をお過ごしください!
この記事の原文を読んでいないけど、おそらくイヤミ(皮肉)だと思いますよ。
「日本人は、経済・企業改革できない!漫画本でも読んでしっかり勉強しろ、お前らはそのレベル!」
そういいたいのではないですか。
投稿情報: ( ^o^ )V | 2008年8 月22日 (金) 12:35
ご指摘ありがとうございます!勝俣東京電力会長(丸紅の勝俣氏の御兄弟)と混同しました!
投稿情報: Daisuke | 2008年8 月16日 (土) 23:07
確かに"He is a man of principle"の日本語でのコメントがとても気になります!Principleは日本語に訳しにくいコンセプトですし。ところでこのコメントは丸紅の朝田さんが言ったんですか?記事には東電の勝俣さんと書いてますが。。。
投稿情報: 通りがかりのエコノミスト | 2008年8 月16日 (土) 12:00