1. 生命保険は安心して生活していくための「コスト」である
- 「コスト」であれば、一定の品質が確保されていれば、出費は必要最低限に抑えた方がよい
2. 生命保険は「住宅に次ぐ2番目に高い買い物」。月払いだからあまり意識しないが、気がつくとかなりの金額を払っているのでご注意を
- 生命保険文化センター調査によると、世帯平均の月保険料は4万円強。30年払い続けたら、1,000万円を超える大きな買い物。ちょっとした差が、長期では大きな差になる
3. 生命保険はいろいろ種類あるが、大きく分けて三つと理解すればよい
- 死亡保険: 亡くなったときの所得保障
- 医療保険: 入院・手術したときの保障
- 住宅購入、子どもの教育費、老後の生活費などのための資産形成
4. 不慮の出費については、国の公的な保険が用意されており、民間の生命保険は、あくまでこれらを補うものである、と理解しておく必要あり
5. FPの人たちなどの話を聞いていると、お勧めの加入パターンはだいたい同じ
- 死亡保険は、例えば子どもが独立するまでの間に期間を限定したかけすて型の定期保険を、保険料を安く抑える通販やネットなどのチャネルで
- 医療保険は、老後が心配なので、若くて健康なうちに、一生涯の保障が続く終身型を
- 年金などは、他の投資商品と比較して慎重に検討を
6. すべてのリスクに対する保障を保険で賄おうとしてはいけない。貯蓄とバランスよく備えよう
- 「雨の日のために備える」、最高の「保険」は、自分の貯金箱である。手数料も取られないし、保険事故に限定されず柔軟に使うことができる
- 貯蓄には時間がかかるので、あくまでも不足分を保険で補う、という考え方で
7. 生命保険は大切だが、人によっては入らなくてもいい
- 死亡保険:独身だったら、収入をあてにいる人がいないから不要?
- 医療保険:給付額は、多くても50~100万円のものが主流。人によっては、この金額なら保険より貯蓄で備える、という考え方も成り立つ?
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もしもの時の事を考えて不安な毎日を送っている、我々、平凡なサラリーマンにとって保険は必要です。しかし、おっしゃるとおり、健康保険や年金、またはサラリーマンが休職時に支給される傷病手当などの公的保障を考えれば、全てを保険に頼ったり、必要以上の保険に入る必要はないかもしれませんね。生命保険の「ホショウ」って、“保障”と書きますが、実は “補償(おぎなう・つぐなう)”が正解なのかな!と、岩瀬さんの文書を読んでいて思いました。
投稿情報: sugiyamahayato | 2008年6 月 3日 (火) 20:16