「ネットで生保が売れない理由」「売れる理由」のエントリーについては、いつになくたくさんコメントを頂いた。やはり、自分なりの意見を持てる、議論に参加しやすいテーマ設定だと、気軽に書き込んでもらえるということなのだろう。
コメントはどんな内容でも、頂けると嬉しいものなのだが(ブログを書いている人なら分るでしょう、この気持ち)、なかでもネット生保に関するテーマを議論しているときにとくにためになるのが、以下の3つのパターン:
1. 一人のお客さまとして
事業をやっている人間にとってもっとも大切でありながら、もっとも遠くなりがちなのがお客さまの生の声。その意味で、事業に対してバイアスがない一般の方の立場で、自分が一人の顧客としてその商品サービスをどのように感じるかは、いくら聞いても聞きすぎるということはない。自分だけではなく、周りの人の声なども拾ってくださると、なおありがたや。
2. 保険のプロとして
まったく正反対なのだが、生保のプロの方から頂く、「業界人ならではの深い洞察」などは、同じく大変参考になる。特に知らなかった歴史的背景、海外事情、現場で起こっていること、中長期的な展望など、自分自身の理解を深める上で参考になる。
3. マーケティングのプロとして
また、これまではあまりコメントがないが、「消費財マーケティングのプロ」の方からの鋭いコメントも、楽しみにしております。業界は違えど、保険が普通の消費者向け商品サービスとして見ることができ、イノベーションを生むことができたときに、明るい兆しが見えてくると思っているのです。
というわけで、今週もあっという間でしたね。月曜日は夜に、米倉誠一郎先生がやっているアーク都市塾にてネットライフのビジネスモデルを議論することになりました。
よい週末を!
保険業界は護送船団方式から自由化したといえども、依然としてマーケティングの観点が非常に他業種に比べて遅れをとっているように思われます。
「3.マーケティングのプロとして」という箇所は非常に関心があります。
また、それがゆえに国内マーケットに縛られない可能性のあるネット販売にも興味があります。
投稿情報: あつみ | 2007年12 月 9日 (日) 17:08