自宅のデスクトップPCのキーボードが壊れた。なぜか、コントロールキーが使えなくなったのである。すべてを選択したり、切り取ったり、コピーしたり、はっつけたり、保存したり、ショートカットが使えなくて何かと不便。そこで、妻が新しいキーボードを買ってきた。人間工学的にからだにやさしい作りになっているとのことで、全体が手のひらにあわせて波打った形をしており、右手と左手が左右で分かれている。
「からだにやさしい」はずだったのに、これがまた使いにくいのです。いつも「B」は右手で打っていたのが、間違いであると気がつかされ、ブラインドタッチを強制的に矯正された。いまだに打ち間違えて、そのたびに小学校時代にお箸の使い方を直されたのを思い出す。あわせて買ってきたマウスも、ホンモノのねずみのような形をしていてもちにくいし。もう数週間経ったが、いまだにPC周りがまったくカンファタブルでなくて、長時間、作業をしたくなくなる。
我が家には、もうひとつ人間工学的にフレンドリーなものがある。背もたれがない椅子。これも、姿勢がピンとよくなってからだにやさしいはずなのだが、どうも自分は自然と姿勢が悪いようで、座り心地が悪い。ちょっと座っているうちに、段々疲れてくる。そのうち我慢ができなくなって、隣の部屋から違う椅子を持ってきて取り替えてしまう。
このように、科学的に「正しい」ものを使って不便を覚えることで、いかに自分が不摂生というか、本来あるべき理想的な人間の姿とは異なるのかと思い知らされる。今後、このようなデザインが増えていくのだろうが、それにしたがって、どうも背骨がまっすぐでない、ちょっとクセがある自分のような人間にとっては窮屈な世の中になってしまうのでしょうか。
今日は久しぶりに自転車で帰ってきたら、耳が凍えそうだった。ボストンが凍てつく寒さでびっくりしたのだが、東京もこれくらい寒くなる季節なのですね。
よい週末を!
コメントありがとうございます。今も高校時代の友人とは少なからず連絡をとり続けてます。
転勤して(国内の範囲ですが…)思うのは、『縁』の大切さですが、blogで出張の話とか読んでると、すごいなあと思います。
blogを知ったのも何かの縁だと思います。ご連絡いただければ幸いです。
よろしくお願いします
投稿情報: あつみ | 2007年11 月18日 (日) 09:03
私はプログラマーですが、このキーボードに数ヶ月前に変えて、今は心地よいです。
当初は同じくBで詰まりましたが、慣れたらこっちの方が良くなります。職業柄もありますが10日も打ち込めば結構なんとかなりました。
・・・正直、最初はこれを勧めた人に「だまされた!」と思いましたけど。
投稿情報: itoh | 2007年11 月17日 (土) 04:16