今日は同窓会。といっても、学校の会合ではなく、前職のアルムナイ・パーティ。同社を「卒業」していった仲間たちが集まる、年に一回のイベント。この日、世界各都市で開かれている。毎年、懐かしい顔ぶれに会えるので楽しみ。最近、近所に引っ越したので、今日は徒歩で会場へ向かった。
大学を卒業してはじめて入った会社は、誰しも愛着はあるだろうが、僕も、最初が違う会社だったら今の自分はないのではないかと思うくらい、強い思い入れがある。そして、当時ともに日夜過ごした同僚たちは、今でも久しぶりに会うと家族のような暖かみを覚える。
新卒入社の先輩や、同時期に中途入社した人たちは、みなお兄さんのようにかわいがってくれた。昇進のスピードが速い外資系ならではで、9年前に平社員として入社した人たちも、大幹部として活躍している。当時から管理職の立場に会った人たちは、業界の重鎮だ。
一人一人の顔を見ると、それぞれ小さな思い出がシーンとしてよみがえる。KさんとIさんは、社員旅行で行ったソウルで、夜中に大きな公園で地べたに座って飲み明かしたっけ。IさんとSさんとは、Sさんのオシャレなマンションで二次会を楽しんでいたなぁ。
プロフェッショナルとしても教わったことは多い。Yさんからは、ファクツとロジックが会社やビジネスを大きく動かしうることを、迫力を持って教えてもらった。業界を代表するMさんからは、華やかなプレゼンテーション以上に、タクシーを降りるときの「お世話様でした」という丁寧で紳士的な対応を、まるで父の背中を見るように教わった。
会社を辞めてからもいつまでも愛着をもって、家族のように皆が集う。自分の会社も、そんな強烈な社風を持った組織にしたいものだ。
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