朝、ちょっと涼しいので自転車で出勤(すぐに暑くなって、後悔・・・)。いつもと違う道を通ってみると、まったく違う体験がそこにあった。これまでは車で移動して知っていた大通りを通っていたのだが、何度か迷いながらも商店街を抜けて、線路沿いを走ってみたり、住宅街を通ってみると、坂が少なく、静かな走りやすい道を通ることができた。何度も走っていたのに、こんな道があったなんて!
我々の人生も、同じではないか。ある目標に向かって、自分の限られた経験と知見に基づいてそれがベストだと信じている道がある。しかし、まったく自分の知らないところで、それはもっと時間がかかるかも知れないし、坂がきつい道かもしれないが、違う風景を楽しめて、もっと自分に合っているかもしれない道があるに違いない。その道にたまたま出会うことができるか否かは偶然によるところもあるのだが、何よりも自分がそのような道があることを分かっていて、寄り道をしてみたり、新しい道を探究してみようと思ったから。
行き方は、決してひとつじゃないし、きっともっと色々な道があるに違いない。自分がたまたまた知っている道が唯一絶対だと思うことなく、常に新しい道を探しながら歩こう。そんなことを、自転車で風を切りながら考えていた。
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