木曜夜は「いつものカバンだけで出張」だったのですが、そのまま出張先で体調を壊してしまい、金曜日は一日ホテルで寝込んでいました。うー。結局土曜の朝に帰京し、週末にかけてゆっくり休みことができたので、元気になりましたが。季節の変わり目、体調にはくれぐれも気をつけましょう。
さて、今日は朝からパラパラ雨が降っているので、家の近所からバスに乗った。前の席に女子高生が座っていて、朝からケータイを手早く打っている。ケータイが無かった頃と比べて、コミュニケーションのあり方もさぞかし変わったことだろう。ふと、自分が高校生の頃を思い出してしまった。
僕は親の仕事の都合で、高校時代は都内の寮に住んでいた。あとから部屋に電話を引いたのだが、それまではエントランスにピンク電話が一台置いてあるだけで、それを交代で使っていた。電話がかかってくると、館内に呼び出しがかかる。長電話をするとほかの寮生に睨まれるので、テレホンカードを数枚手に近所の電話ボックスまで行って、話しをしていたものだ。
当時の電話は、まずかけるときの心理的プレッシャー(相手の父親が出るかも知れないという恐怖感)と、かけたあとに長電話をやめさせようとするプレッシャー(テレホンカードの度数、あるいは家の中だと暗黙のプレッシャー)があった。しかも、メールのような手段はなかった。だから、一回一回の電話が大切に思えたし、手紙なんかもたまにもらったりすると嬉しかったものだ。
それに比べると、今の高校生は、コミュニケーションへの意識が全くことなるのだろう。ケータイが手元にあれば、24時間誰かと繋がっているかのような気持ちになれるし、あるいは一本一本のやり取りの重みは失われているのだろう。
最近、ここ一番では手書きの手紙を書くように意識している。メールがはびこっている世の中だからこそ、従来であれば普通のものにすぎなかった一筆の礼状、挨拶状が、これまで以上の重みをもって受け止められる。なんともありがたいものだ。デジタルな時代になればなるほど、アナログのコミュニケーションが重みを持つし、双方を上手に使いこなせることこそが、社会人としても重要になってくるのではないだろうか。
出張お疲れさまでした! でも、「いつものカバン」には余分な上着等は当然はいっていなかったので体調くずされたのでしょうか?! お大事にされてください。旅行・出張の際はホケン(=余分な衣類)をお忘れなく!
さてさて時代はデジタルですが、アナログなコミュニケーション大事ですね。 ただし、世の中がデジタルであるからこそ、メール一通送るにも、かなり気をつかうようになりました。意図してなくても、ぶっきらぼうに読み取れるメールを書いてしまったこともあって・・・。 一方、思いをこめてメールを書くと、案外通じたりするで不思議です。仕事でも相手の方に対するrespectをもってメールすると誠実な対応をとってもらえるので、手段がデジタル化しても、コミュニケーションの真髄はやっぱりアナログなんだな、と思いました。
投稿情報: kumitan | 2007年6 月27日 (水) 00:09
はじめまして。
ITベンチャーで働く同世代の会社員です。先日はTさんが会社にいらっしゃいました。
私の会社はメール至上主義でして、ちょっとした伝言(例えば不在時の電話のメモなど)も本人宛にメールを送るケースが多いです。
しかしそうやってメールの利用が増えたことにより、コミュニケーションロスが生じることが増え、結果として余計なストレスがうまれている気がします。
ひょっとしたらいくら便利と思えるツールが世に出たとしても、全体的なエネルギーや喜びの量は一定なのかもしれません。手紙が主流だった時代と今の時代のどちらが良いかは一概に言えないのかなあと思ったりします。
投稿情報: 迷い猫 | 2007年6 月25日 (月) 23:42
電話を掛けるプレッシャー、とても懐かしくて思わず独りでニヤニヤしてしまいました^^;
業界改革に向けご多忙と思いますが、お身体ご自愛ください。
投稿情報: 通りすがりの外資生保 | 2007年6 月25日 (月) 23:20
私も最近同じようなことを考えていました。
便利な世の中になって、海外での生活も随分変わってきましたよね。
離れて暮らしていてもメールやミクシィでいつでも近況報告ができるのはいいけれど、大切なこと、言いにくいことをメールに頼ってしまうと、誤解が生じてしまったり、気持ちがうまく伝わらなかったり。。。
なので、ここぞという大事な時は思い切って国際電話したり、久しぶりにエアメールで手紙を書いてみたりしています。
馴れ合いの友人や家族でも、いざ、電話だとお互い緊張したり、照れくさかったりして(笑)。
でも、やはり“生”の声を聞くと本当に安心するし、「メールで済ませないで、電話してよかったな~」といつも思います。
時差の関係で相手のタイミングとか、迷惑だったりしないか、結構気を使うところはあるんですけどね。
私もシチュエーションに合わせて、双方上手に使えこなせるようになれたらいいな。
投稿情報: kaymama | 2007年6 月25日 (月) 11:30