昨日の増資発表に続けて、新しい月に入り、二人の新しい仲間が入社。中旬から月末にかけて、あと二人ほど加わることになっており、いよいよ本格始動。少し前までは数名ですべてをやっていたのだが、活動内容も多岐にわたり、作業が具体化するにつれて専門性が要求される業務も出てきたので、ちょうどよいタイミングで手分けをして仕事をできるようになってきた。
先日のNILSカンファレンスのパネルディスカッションで、「経営者の役割とは?」を議論されているものがあり、その中で「企業文化・組織風土の定義と定着のための努力」ということを多くの方が挙げられていたのが印象的だった。
楽天の三木谷さんも以前同様のことを言われていた。楽天ではあえて新卒の若者を採用し、三木谷さんが思い描く企業文化が定着するようにした。そこで大切なのは、何でも「仕組化」すること。「クリエイティブに仕事をしよう」と言いっぱなしにするのではなく、「今月のクリエイティブに仕事をしたで賞はAさん!」と表彰するなど、していたそうだ。
我々ネットライフ企画はどういう会社を目指すのだろうか?生命保険会社としてやりたいことはこちらのページでたくさん述べているのが、もっと一般的に、どのような組織を作っていきたいかという考えてみる。
中長期で持続的な競争力の源泉となりうるのは「成長し続ける組織」しかないと考えている。そこで、一人ひとりが自分の力よりも少し背伸びをし、ストレッチした仕事に挑戦する環境を提供する。常に、「どうやったらもっといいものが作れるか?」と問うて、改善・改良に努める。お互いに足りないことがあったら、立場に関係なく言い合える風土を作る(社長の出口には言いたい放題なワタシ。ちょっと反省)。情報や学んだこと、考えたこと、不安なことはできるだけ組織で共有(まずは、はてなグループを使い始めました!)。どれも当たり前のことだが、一つ一つを徹底できて、走り続けることができたら、個々人がワクワクしながら働くことができ、中長期的には競争力がある組織を作れるのではないかと思う。
とはいえ、言うは易し、行うは難し。これから皆と模索しながら、これまでにはない新しい会社を作って行きたいと思う。せっかく、まっさらなキャンバスに描けるのだから。
Enjoy your weekend!
初めまして。
いつも、興味深く読ませていただいてます。
増資も完了し、清々しい6月の出発ですね。
「仕組化」・・私も重要だと思います。
人は、ある意味単純ですから・・仕組みによって、引っ張られたり、抑制が効いたりする部分が大きいと感じますから。
岩瀬さんには、是非、変化を見据えて、誰よりも早く挑戦していく・・アグレッシブな顔のみえる組織を作っていただきたいと思います。
応援しています。
投稿情報: koizumi | 2007年6 月 2日 (土) 05:51