保険会社には、アクチュアリー(保険計理人)と呼ばれる、保険料計算や将来発生する保険金支払のための準備金などを積み立てるプロが、必要である。聞くところによると、アクチュアリーの試験は日本で一番難しいそうだ(司法試験よりも低い合格率)。
そんなアクチュアリーによる保険料計算のやり方を見てみると、ブラックボックスとなっている保険料の決まり方が少しだけ分かる。何枚にも数字が並ぶエクセルのシートをみるのは結構きついのだが、要するに年齢ごとに「死亡する確率」「入院する確率」を算出して、これに手数料を乗せて、保険料が出るということ。
じゃぁ、自分が入っている保険はどれくらい手数料を上乗せされているのか?それを簡単に計算できるツールがあるのが、このページ。やってみると、例えば今入っている保険は原価率35% → マージンを65%も乗せられているということ?! なんてことが分かって、なかなか面白いです。新ベンチャーの仲間がやっているページですが。
摩訶不思議な保険数理の世界も、舞台裏を見てみれば少しは親しみがわくのですがね。まだまだ、秘密にしておくことで情報の非対称性の利益を享受しようと、ついつい思ってしまうのでしょうか。
それでは、今週も明るく楽しく元気に、頑張りましょう!って、もう火曜日だった・・・
岩瀬大輔さん はじめまして!
日経新聞の広告欄で『ハーバードMBS留学記』という図書を知り、そこから『ハーバード留学記』ブログへ飛び、こちらへたどり着きました。
早速 私のブログでリンクを張らせていただきました。(事後承諾となりました、お許しください。)
こちらのブログ記事の内容の一部も 昨日 私のブログで一部抜粋引用させていただきました。
私自身も 夫の企業創業に立ち会って8年目に突入しております。
今後ともなにとぞ宜しくお願い申し上げます。
名古屋からではありますが、岩瀬様の今後のご健勝とご健康をお祈り申し上げます。
投稿情報: (貞子こと)藤井 まり子 | 2007年2 月 4日 (日) 20:44
教えて頂いたサイトで自分の入っている保険(大手生保の定期付終身保険)の原価率を計算してみたところ43%でした。つまり57%ものマージンを乗せられています。このマージンで、かつて生じていた逆ザヤによる利差損などを穴埋めしていたのでしょうが、株式市場が回復した今ではもう穴埋めの必要はないはずです。やはり大手生保はいまだに情報の非対称性による利益を享受しているのでしょう。ネットライフはこうした生保の収益構造にメスを入れて大手生保に立ち向かって行くのですね。ネット販売というコスト面での強みを十分に生かせばネットライフにも十分勝機はあると思います。ご健闘をお祈りしています。
投稿情報: ktsuka | 2007年2 月 1日 (木) 17:46