昨日、久しぶりにドキドキする出会いがあった。以前一度だけご挨拶したことがあったのだが、きちんと1対1でお話しするのは初めて。1時間ほど色んな話で盛り上がり、別れてからは自分のなかで興奮冷めやらず、文字通りスキップをして駅へ向かった。
文京区のしぶーい場所にあるオフィスには、すでに100名を超える社員が。2階の受付には電話がなく、ファミコンとスクリーンがあるだけ。「御用がある方は、スタートを押してマリオを土管に入れてください」とのこと。本当にやるのかよ?ともじもじしてたら、近くの女性が助けに来てくれた。
3階に上がってエレベーターの前には、デジタルアートの作品が。デジタル処理され、水が流れるように動く墨絵が。これもあの人がアートディレクターをやったらしい。オープンな会議室では前の予定が長引いているようで、マイクを前にして録音インタビューをしている様子が伺える。前回も少しだけ聞いた、彼のテクノロジーの将来に関する持論を熱く述べているのが聴こえてくる。ようやく僕のところに来たのは、予定時間の20分を過ぎてから。
帰りの電車のなかで、「俺は何故ここまで盛り上がっているのだろう?あの人の何がそこまでよかったのだろう?」と考え続けた。人間の感情には言葉では言い表しきれないものもあるし、「好きな理由」などをいたずらに分析する必要はないのかもしれないのだが(学生時代に「キミのことが好きな理由は、5つある」と言ったら嫌われたことがある)、自分がここまでに興奮している理由を知りたくなる。それは、自己探求の一環か。
10分間の南北線のなかで一応考えついた理由は、
- 足元の仕事のimpressiveな実績
- 明らかにぶっ飛んだ発想とにじみ出てる突き抜けた才能
- 自分なりの確固たる世界観をもち、それを信じて熱く語るパッション
- (アート作品と外見を含む)トータルな人としてのセンスのよさ
- 自分と年齢が近く学校も一緒という親近感 などだろうか
漂うオーラと溢れる才能を感じ続けることができ、至福の時間を過ごした。今度は飲みに行きましょうね、とお約束。メールとかあまり見ないというので、オフィスに戻ってからは手書きでお手紙書いてしまいました。会社のホームページ見たら、僕より少し前に同じく日経夕刊「ドキュメント挑戦」に出てました。これでまた親近感。
あぁ、こんなにドキドキしたのは、いつぶりだろう?(念のために言っておきますが、相手は年下の男性であり、あくまでプロフェッショナルとしてのドキドキ感です。)こういう出会いがあるのも、人生の愉しみの一つではないか。
ちなみに技術のトップのA氏は岩瀬さんの3つ下の開成っ子ですよ。。
投稿情報: ryoyakawada | 2006年12 月 7日 (木) 15:16
その方、私もつい一昨日お会いしました。話してるだけでこちらもすごくインスピレーションが沸いてくる方ですよね。
投稿情報: hashizume | 2006年12 月 7日 (木) 12:20