日曜、米国より出張中の友人と赤坂じゃんがらラーメンでランチ。彼はHBSを1年先に卒業した後、マッキンゼーのNew Jerseyオフィスで働いているのだが、以前から教育に興味を持っており、例えば雑誌で「マッキンゼー式子供のロジカルシンキングを育てる」みたいな企画をやったりと、自身のコンサルティングの経験を活かして教育分野に携わろうとしている。将来は、教育ベンチャーを起こしたいとのこと。
ラーメンを食べてからオフィスに来て、お茶を飲みながら歓談。僕自身は、教育を変える上で有効なのは、文部科学省のカリキュラムを変えようとすることや、自分で塾や学校を立ち上げることももちろんあるのだが、その間にいる教師の意識を変えることではないかと考えている。知り合いに公立学校の教師をやっている人が何人かいるが、最近は彼らにとって非常にやりにくい時代になっているとのこと。
できたらいいなと考えているのは、ネットを活かして先生向けのコミュニティを作ること(きっと色々あるのでしょうが、バリバリのビジネスのディサプリンと最先端のWeb技術を取り入れ、全国レベルで先生方を巻き込んだものをやりたい)。そこでは例えば著名なビジネスパーソンの講演をwebcastしたり、カリスマ教師のベストプラクティス事例を共有したりと、彼らに刺激になるような材料をたくさん提供したいと考える。一人一人の先生が、改めて元気いっぱいで高い志を持ち、自信と夢と、必要なツールやスキルを持って教壇に立つことができれば、日本中の子供は元気いっぱいになるに違いない。必要なのは、先生方のレベルアップではないか。
そんな思い付きアイデアを議論しながら、日曜の午後が過ぎて行った。
かんべえの不規則発言(11月11~12日)のタウンミーティング「やらせ」問題での山形会場の議事録を見ると、問題が違うところにあると思います。
また、進学校と中堅以下の学校に対する教育に差をつけるべきなのか、平等と言う建前をあくまでも崩さないのか、という問題もあります。
そして、教育改革を進めようとする役人たちは進んだ教育を受けた人が多いですよね。現実と理想のギャップが存在するのはないでしょうか。
私も進学校出身なので、中堅校以下の現実をよく知らないですけど。
投稿情報: biaslook | 2006年11 月14日 (火) 00:38
貴殿のコメントを拝読していて、ジョン=メンスフィールドの名言を思い出しました。
投稿情報: ダッカー | 2006年11 月13日 (月) 19:43