はじめに
資本主義の士官学校にて
第一章 君は信念を持っているか
1 第二の青春、幕開け
守るべきもの / それはプリンシプルの問題だ / 25年後の僕ら
2 武者修行の日々
二か月で解任された初仕事 / 従業員から経営者への脱皮
あなたの意見に猛反対 / ハーフタイム休憩を取れ / 民族解放のリーダーシップ
3 ブレない軸を築く
経営者倫理は教えられるか / 明日はわが身と思え /経営者の卵による誓い
第二章 海軍にはいるより海賊たれ
1 日常生活を変えるベンチャー
24歳が築いたグローバル物流の屋台骨
217人の投資家に断られたコーヒー屋 / 普通郵便で自宅を映画館に
2 起業家の寺小屋
使い捨て電動歯ブラシで500億円 / 好機を執拗に追い求める
アフリカ大陸に通信網を
3 気づいたら起業家に囲まれていた
ネットでカニを売れるか / 動物園からベンチャーへ
1年で閉鎖に追いやられたが / いつかは俺もやってやる
第三章 お前はジャパニーズだ
1 黄色い肌の英国紳士
アムステルダムの青いペンキ / ロンドンで止まった時計
トリポリの実力者 / ジェントルマンの作り方 / テヘランの食卓
2 キャンパスはミニ国連
友、東欧と南米より来る / 芝生の上で決起会
毎朝の風景 / 樹の下の喧嘩
3 ハーバードから見た日本
宴のあと / ハーバード様ご一行
平和大使との対面 / 幼稚園では毎日がピザとコーラ
無比の礼儀正しさ
第四章 大聖堂を建てる仕事
1 社会的企業の台頭
1500万人が従事する「産業」 / マイクロファイナンスとの出会い
ハゲタカから社会起業家へ / ワシントンで旧友と再会
大聖堂を建てる仕事
2 営利主義が医療を変革する
心臓内科の挑戦 /子どもの命を救って株式公開
日本の医療を考える
3 ヘッジファンド化した大学基金
ハーバードは2兆円のヘッジファンド / 去って行った凄腕投資家たち
第五章 ファンドバブル崩壊前夜
1 ヘッジファンドの素顔
ウォール街でインターン / ヤツラの儲け方
現代の錬金術師 / ヘッジファンドは悪か?
2 行き過ぎた株主資本主義
企業は何のために存在するのか? / 株主はどれだけ偉いのか
神格化されたカリスマCEO / 経営者の不正をもたらす時価総額経営
3 日本らしい資本主義とは
それでも株価は無視できない / シャンシャン取締役会を超えて
第六章 計画された偶然性
1 思索と内省の日々
内なる声に耳を傾ける / ブラームスはお好き?
2 何のために働くのか
ギリシャの漁師と投資銀行家 / 死の床で後悔しないために
3 天職なんて存在しない
セックスを老後の楽しみに取っておくな
プランド・ハップンスタンス / 純愛のススメ、転職のススメ
短距離走ではなくマラソン
4 気球に乗って見えたもの
大人のための学び場 / 一人の投資家との出会い
終りに 自己変革の二年間
あとがき
文庫版のためのあとがき(15ページの力作)
文庫本出版おめでとうございます。タイトルも良いですが、それ以上に目次の構成がいいなぁと思いました。単行本を持っているので、購入するつもりはなかったのですが、欲しくなってしまいました。。。
中でも「ブレない軸を築く」というのは常に意識していないと難しいですね。今私がいる中国では、日々いろんなことが起こっているのですが、その度に、判断・決断の重要性、その拠り所となる「軸」の重要性を思い知らされています。
投稿情報: 苗村屋 | 2009年5 月 5日 (火) 21:48
はじめまして。
6月に文庫本が出るのがわかってたのに、我慢できなくて3月に単行本を購入してしまいました。
15ページ、しかも力作のあとがきが気になります。
個人的には、臍帯血バンクのお話にすごく感動しました。
これからも、お体に気をつけて頑張ってくださいね。
投稿情報: マリア | 2009年5 月 3日 (日) 10:24
あっ、文庫本できたんですね! おめでとうございます。
ハードカバーの方はブログ読んでたのでいいか、と思い買ってないのですが(すみません)、文庫本は面白そうですね。
Ahead of the curveも翻訳されたんですね。この本は今読むと「3年前はそういやこんなんだったんだなー」と感慨深いものがありますね、あの頃とのあまりの変化に。
投稿情報: la dolce vita | 2009年5 月 2日 (土) 19:05