楽天の立ち上げ当時の話は、すごく好き。「誰もネットでホタテなんて買わないよ!」と言われ、大企業が立ち上げたネットショッピングモールも、次々と「失敗」していた時代だった:
『インターネットビジネスの中でも、のちの楽天市場のようなインターネットショッピングモールは、まだ商売にならないというのが当時の定説だった。現に、 当時は米IBMのインターネットモールがまさに撤退したころで、米国でも日本でも、同様の試みはほぼすべて失敗していた。
【たしかに、当時は「インターネットではものは売れない」とみんな言っていましたね。慶応の藤沢キャンパスにはインターネットに詳しい人がたくさんいたので、私はその学生や先生に聞いて回ったのですが、みなほぼ同じ意見でした。
「インターネットでの商品の情報はすぐ古くなる。顧客が商品に触れないのは致命的だ。そのうえセキュリティー上の不安がある。」だから、「それだけはやめておけ」と。異口同音に酷評されたものです。
三木谷も、「インターネットモールをやる」と友達に言うと、「ついにお前は頭がくるったかも」と言われたそうです。(笑)】
しかし、二人は「みんな失敗しているからこそ、参入する余地がある」と考えた。「失敗している原因を分析さえすれば、勝てる」と。』
(「楽天の研究」 山口敦雄著、毎日新聞社)
以前も書いたが、ポイントは「ネットで生保が売れるか、売れないか?」という白黒の問題ではなく、「何がネックで、どのようにしたら売れるか?」「いくらのお金をかければ、どの程度売れるか?」という点である。だから、この3か月の状況をみて、何らかの判断を下すのは、極めて近視眼的だなぁ、と思わざるを得ない。いま、社内であがっている改善点だけでも、100はゆうにある。
10年前、誰がこれほどまでにネットコマースが普及していると予測していただろうか?だとしたら、10年後に、ネット金融、ネット保険取引がどのように変わっているかも、きっと想像できない状態なのだろう。
我々は、それに向けて、誰よりも早く走り続けるだけ!
DIMEにも出てましたね、全国行脚のイベントでは プレゼン術やスピーチ術
を切り口にして貰えれば お話伺いたいです。
投稿情報: ミミ | 2008年9 月 4日 (木) 22:06
10年後までには、恐らく大手生保も子会社なんかを作ってネット生保に参入してて、消費者がネットで比較しながら保険に入るのはごく普通になっているのではないでしょうか?恐らく生保レディーは現在の10分の1くらいに減っているのではないでしょうか?
投稿情報: prophet | 2008年9 月 4日 (木) 17:23