金曜日の勉強会に参加した同僚から、「最近、もやもやと感じていたことがすっきりしたので、非常によかった。もっと頻繁に、こういう話をしてくれたらいいのに」というフィードバックをもらった。自分としては、「え?いっつも、何度も何度も同じ話をしてるよ・・・」と思ったのですが。
そこで週末に読んだ本に、この問題を的確に分析した記述があったので、目からウロコ:
・Said≠Heard
(こっちが言ったからといっても、聞いてもらえたわけではない)・Heard≠Listened
(「聞いて」もらえたからといっても、「聴いて」もらえたわけではない)・Listened≠Understood
(聴いてもらえたからといっても、理解してもらえたわけではない)・Understood≠Agreed
(理解してもらえたからといっても、賛成してもらえたわけではない)・Agreed≠Convinced
(賛成してもらったからといっても、腑に落ちて納得し行動しようと思ってもらえたわけではない)
大切なメッセージは、何度も何度も伝えても、話しすぎることはない、とはよく言われているし、自分でも分かっていたつもりなのですが、色々な人に何度も同じ話をしているとすっかり語りつくしたつもりになっている話でも、個々人ベースでは一回聞いたか聞いていないかに過ぎず、それはconvincedの領域に達するまでは、ずいぶんと遠いのですよね。
もっとも近いと思っている人からこういう指摘を受けると、その大切さを非常に痛烈に感じるわけです。これからは、社内向けのブログや「講演会」を、もっと増やしていかなければ!
「腑に落ちて納得し行動しようと思ってもらえたからといっても、こちらの意図通りに行動してくれるわけではない」
ってのもつけたしてもらいたいものです。
投稿情報: たん | 2008年2 月19日 (火) 12:40
菅野さんの本を読んだのです!BCG時代の先輩。
投稿情報: Daisuke | 2008年2 月18日 (月) 22:52
「経営者になる 経営者を育てる」菅野寛著P157にもでていますね。
それだけ伝え共有したいことが明確であるってことがうらやましい。
僕も聞いて共有してみたいです。
投稿情報: テル | 2008年2 月18日 (月) 21:50