かつての職場の先輩に言われたことで、印象的に残っていることがある:
仕事をしていく上でもっとも大切なのは何だか分かる?
それは、頼まれた仕事は何が何でもやりぬくこと。そして、それを通じて「任せられる」と信頼されること。
仕事の出来栄えが100点である必要はまったくなく、80点でも、70点でもいいのかもしれない。とにかく人に仕事をお願いする立場から見ると、「あいつに頼めば何が何でもやってくれる」と信頼できるかどうか、こそがすべてなのだよ。
会社に入りたての頃は、頼まれたことをやるのは当然だと信じていたのだが、色々な人と接するようになって、必ずしも皆ができているわけではない、ということに気がついた。ちょっとした仕事でもなかなか手をつけてくれなかったり、そもそも口約束だけでやらない人もいる。
ビジネスパーソンとして頑張っていきたいと考えている人は、とにかくどんな仕事でも、頼まれたら必ずやり抜く、そして締め切りまでに結果を出す、ということをお勧めしたい。大切なのは成果が100点であることではなく、いつも、確実に、ある程度の成果は出す、というその継続性と安定性。
書くと極めてカンタンそうだが、実際にその通りやるのはムズカシイ。自分自身も、いつの間にか甘くなってしまっているかも知れない。しかし、これさえ継続的にできれば、チャンスは色々な機会に訪れる。色々な人とたくさんの締め切り仕事を抱える自分を戒める意味でも、あの社会人になって数ヶ月目の会話を、ヴィヴィッドに思い出すようにしている。
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