僕は小さい頃から運動神経は悪くなく、小・中はサッカーに明け暮れていたのだが、高校に入ってからはすっかり目が悪くなっていたので(かつコンタクトはまだしていなかったので)、サッカーは続けられなかった*。その後、友人の誘いでハンドボール部に2週間くらい入ってみたこともあったが、性に合わずにすぐに辞めた。
* 中学の最後の方は練習は眼鏡をつけてやっていたので、よくボールが顔面直撃して眼鏡を壊された(涙)。それでも一応レギュラーだったので、試合には裸眼で出場していたのだが、遠くでプレーが行われていると何が起こっているのか、ぼんやりとしか見えない。「お前は目がそんなに悪いのによくそれだけプレーできるな」と、チームメイトに変な褒められ方をされたこともある。
しばらく、友人とバンドをやってみたり、ぷらぷらしていたのだが、2年生に入ってから、一つのものに打ち込み始め、途中からは朝から晩まで明け暮れた。
それが、麻雀。(もちろん、お金は賭けていませーん ということで)
我々が気に入ってたのはカード麻雀。一人の机を4人で囲み、すぐに始まる。早いもの順なので、朝は7時半くらいに登校。休む時間のたびに始まり、先生が来ると打ち切り。放課後も、ずっとやっていた。高校生が出入りしても目をつぶってくれる雀荘もあったので、たまにそこに行き、終わってからカラオケに行って遊んでいたが、メインはあくまで携帯可能なカード。修学旅行の新幹線でもすぐに始まるし、いつでもどこでも局が開かれていた。
校内ではもちろん禁止されていたのだが、さすが中高一貫の進学校はすごくて、オトナに混じってフリー雀荘で活躍しているという噂の雀鬼が何人かいた。勝負の判断力や引きの強さ、卒業してからも麻雀はたまにやるが、あんなにすごいばくち打ちはいまだに見たことが無い。
ゲームの要素もあるのだが、それ以上に楽しかったのは、やりながら皆で色々おしゃべりできたこと。ゴルフのラウンドを周るのに似ていたのかも知れない。ときには青春の悩み話をしたり、受験の心配ごとをしたり、家族や友人の話をしたり。今思い出しても、おやつを食べながら机を囲んで過ごしたあの時間は至福のときだった。
先週末は、仲間の一人が留学先のアメリカから一時帰国中だったので、久々に東急ハンズにカード麻雀を買出しに行き、一人の家でおやつを食べながらやった。とたんに、10数年前に戻った気分で、終わってから大井町でもつ鍋をつまみました。ちなみに、私は麻雀はと・て・も弱いです。勝負時が、分からないんだよね~
最近のコメント