先日のエントリー、「本当のおカネ・リテラシー」は、金融ビジネスに多少なりとも絡んできた者としては、かなり力を入れて筆をふるったつもりだった。
のですが、、、
直後にあの超有名人、Dan Kogaiさんのブログ「404 Blog Not Found」でバッサリと切られてしまった(「リテラシーの耐えられない軽さ」)。ガーン。しばらく落ち込んでしまいました。
実はDanさんとは前からお会いしたいと思っていて、友人に紹介をお願いしていた。今回、ブログ経由で繋がり?ができたのもご縁だと思い、「ちょっとちょっと、前にお願いしたご紹介、頼むよ~」と(ビクビクしながらも)連絡をしたら、すぐに快く受けてくださった。
というわけで、本日夕方、Danさんがネットライフ企画にいらっしゃった。文章の鋭い語り口とは異なり、笑顔たっぷりで人懐っこい、暖かいお人柄。ほっと安心するとともに、こんな方にわざわざオフィスに来て頂いて、恐縮してしまう。
そして、我々がやろうとしている事業のプレゼンテーションを、聞いてもらう。
Dan Kogai meets 生命保険。
一見すると意外な組み合わせ。どんな反応をされるのか、楽しみだったのですが、、、
一番驚かれていたのは、現在日本人が払っている年間の保険料。簡保・共済まで入れると、なんと 45兆円。「GDPの9%じゃないですか!世界の広告業界の収入が30兆円、それよりも大きいのですね」と、マクロな比較感からも驚かれていた。
次に、現在世の中で広く宣伝・販売されている商品をご紹介。たくさーんの保障がついているこの商品、30歳から60歳まで加入すると、スタートは月1万7千円だが、30年間で総支払額約1,200万円。わお。この数字にも、驚いておられた。
そして、このような巨大な市場で、私たちがやろうとしていることを聞いて頂く。我々の事業が成功するかどうか分からないが、これだけ大きい市場で、新しい商品サービスの展開ができそうな分野であれば、色々と面白いことができるのでは、そんなポジティブな反応を頂いた。やったー。
というわけで、ミーハーなワタクシにとっては、著名な Dan さんとじっくり語り合う時間を持てて、とても幸せでした。
Enjoy your weekend!
いい忘れました。
「本当のおカネ・リテラシー」はとても参考になりました。
また今回のブログもこの業界の本質的な課題を突いていると思います。
その課題は「保険でしか解決できないのか」あるいは「保険で解決すべきなのか」・・・ここを突き詰めることで本当に供給すべきのサービスが見えてくるような気がします。
ただ、これを論じていくと保険業界としては全体の市場規模が小さくなってしまうというパラドックスが生じるような気もしますけど(爆)
たびたびすみません^^;
期待してます!
投稿情報: 通りすがりの外資生保 | 2007年4 月14日 (土) 22:02
しのびーさんのブログからお邪魔しました。
保険会社立ち上げについては仕事柄関心がありますが、それ以外の話題も豊富で興味深く拝見させていただきました。
保険のコンテンツ自体は利率・事故率・固定費とシンプルなコスト構造なのでなかなか画期的なコンテンツの開発は難しいと思ってます。(消費者が画期的だと錯誤するような商品はよく出てきますが・・・^^;)
保険はソリューションのひとつでしかなく突き詰めるとその機能は一定条件可でのレバ(保障)と債券的な機能(貯蓄)の2つしかないと個人的には考えています。
このシンプルな機能を活用しどのマーケットのどんな課題をターゲットに訴求していくかということですかね。
もちろんオリジナリティのある付加価値とサービスを加える必要はあると思いますが。。。
私は対面営業なのでターゲットとなるマーケットが異なると思われますが、同じ業界に身をおく人間としてご成功を祈っております。
なお、12月にあった医療保険に対するコメは岩瀬さんほど知的な人でもそう感じてしまうのかなっと思いました^^; うーん、30点(爆)
投稿情報: 通りすがりの外資生保 | 2007年4 月14日 (土) 10:19